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23巻
幼女戦記 ・ 2021-10-26
幼女戦記 23巻
あらすじ
ロメール将軍の英雄的な活躍は、帝国軍南方派遣軍団の完全充足という華々しい結果をもたらした。だが、南方での勝利に酔いしれる帝国は、迫りくる二つの影に気づいてはいなかった。東方に膨れ上がる赤き大国の野望と、帝国を敵と見定めた世界中の怨嗟に。ターニャは前線での栄光の裏で、この国が背負い込んだ「勝ちすぎた者への包囲網」を冷徹に見抜く。栄光と破滅は同じコインの表と裏だと知る彼女の焦燥が、静かに巻を貫いていく。
ネタバレ
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南方戦線はロメールの活躍で完勝の形に収まるが、ターニャの憂慮どおり、勝利は帝国を国際的な孤立へと追い込んでいく。東方の連邦は虎視眈々と兵力を蓄え、帝国の消耗を待っている。ターニャは戦後の後方勤務を狙って立ち回るが、国家が抱える構造的な敗北の芽はもはや誰にも摘めない。存在Xの掌の上で、彼女の「合理的な生存戦略」がことごとく多正面戦争へと絡め取られていく巻だ。