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19巻
ヴィンランド・サガ ・ 2017-04-21
ヴィンランド・サガ 19巻
あらすじ
空白となった団長の座をめぐり、二つの勢力が跡目争いを続ける北海最強の武力集団・ヨーム戦士団。思わぬ縁からトルフィンも有力候補の一人に数えられ、その戦火に巻き込まれていく。幹部フローキは自らの孫を後継者に据えようと画策し、反フローキ派のヴァグンに客人として迎えられたトルフィンへ刺客を放つ。差し向けられたのは、血に飢えたフローキ配下の戦士ガルム。その速さはトルフィンをも上回り、変幻自在の槍術が着実に彼を追い詰めていく。政争と刃が絡み合う緊迫の一巻。
ネタバレ
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ガルムの神速の槍にトルフィンは苦戦を強いられるが、暴力を捨てた彼は殺さずに相手を制することにこだわり続ける。命のやり取りの中でも「もう誰も殺さない」という誓いを貫こうとする姿が、かつての復讐鬼との対比で際立つ。フローキの陰謀とヨーム戦士団の跡目争いはいっそう泥沼化し、ヴァグン派とフローキ派の全面衝突が避けられぬ流れへと進む。巻末の外伝「犬」では、この争いの遠い影響が別の視点から静かに語られる。