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16巻
ヴィンランド・サガ ・ 2015-06-23
ヴィンランド・サガ 16巻
あらすじ
戦争も奴隷制度もない国を築くためヴィンランドを目指すと誓ったトルフィンは、遠征に必要な莫大な資金を得るべく、東方ギリシアの大都ミクラガルドへ向けて船を出す。船乗りになる夢を捨てきれず夫のもとを飛び出した花嫁グズリーズが仲間に加わり、さらに身寄りのない赤ん坊と一匹の犬までもが賑やかな船旅に転がり込んでくる。だがその船を、花嫁奪還を固く誓ったハーフダンの息子シグルドが執念深く追跡していた。荒れる北海を越えて金と交易の地を目指す旅は、早くも波乱含みの幕開けを迎える。
ネタバレ
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シグルドは執念でトルフィンたちの船に追いすがるが、グズリーズ自身の強い意志を目の当たりにし、無理に連れ戻すことの空しさを悟っていく。北海横断の過酷な航海の中で、トルフィンは商人として金を稼ぐことの難しさと、非暴力を貫きながら仲間を守ることの重さを痛感する。旅の先々で新たな厄介事と出会いが待ち受け、赤ん坊や犬を抱えた寄せ集めの一行は少しずつ「家族」の形を帯びていく。遠く離れたヴィンランドという夢へ、船は静かに、しかし確かに舵を切っていく。