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12巻
ヴィンランド・サガ ・ 2012-11-22
ヴィンランド・サガ 12巻
あらすじ
奴隷となったトルフィンが働くケティル農場に、腕の立つ逃亡奴隷ガルザルが押し入る。用心棒たちを次々と打ち倒したガルザルの目的は、この農場で暮らす女奴隷アルネイズを連れ戻すことだった。二人はかつて戦に巻き込まれて引き裂かれた夫婦であり、ガルザルは妻と再び暮らすために必死に足掻いていた。事情を知ったトルフィンと相棒エイナルは、暴力ではなく人としての道を模索しながら、引き裂かれた家族が幸福を取り戻す手立てはないかと悩み、二人の逃亡へ静かに手を貸そうとする。
ネタバレ
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ガルザルとアルネイズの逃亡はあっけなく破綻する。追っ手に囲まれたガルザルは奮戦するが致命傷を負い、必死に守ろうとした妻と我が子を前に力尽きて命を落とす。争いを憎むトルフィンは、それでも救えなかった現実に打ちのめされ、暴力の連鎖の空しさをまた一つ噛みしめる。アルネイズは夫を失い、農場に取り残される。奴隷という理不尽な境遇の中で、幸福な夢はほんの一瞬だけ二人の手をかすめて消えていくのだった。