Volume file
32巻
バガボンド ・ 2010-01-15
バガボンド 32巻
あらすじ
「強い」とはどういうことか——。無敗の剣豪・宮本武蔵の生涯を井上雄彦が描く歴史巨編、第32巻。武蔵は気づいていた。眼前に立つ、まるで“武”そのものが凝り固まったかのようなその男が、かつて自分が焦がれ、追い求めた理想の剣士の姿であることを。だが武蔵はまだ知らない——宿命の糸で自分と結ばれたその天才が、かつて名高い一刀斎によって才を見出され、育てられた者であることを。互いの過去と因縁が静かに交差し始めるなか、二つの才能はやがて避けられぬ形で引き寄せられていく。剣を極めんとする者たちの魂が響き合う、物語の核心へと迫る一冊。
ネタバレ
内容を表示する
【この巻の見どころ・結末に触れます】武蔵の前に現れたのは、まさに“武”の塊とでも呼ぶべき圧倒的な存在感を放つ剣士だった。それはかつて武蔵が心のどこかで憧れ、追い求めてきた理想の姿そのもの。だが読者は、そして後の武蔵は知ることになる——この宿命の相手こそが、名剣士・一刀斎にその才を見出され、磨き上げられた天才であることを。二人の運命は目に見えぬ縁で固く結ばれており、この出会いはやがて訪れる決定的な対決への確かな布石となる。互いの実力を肌で感じ取り、言葉を超えて響き合う二つの魂。物語が次なる大きな山場へと静かに、しかし確実に動き出す重要な巻。