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31巻

バガボンド ・ 2009-09-03

バガボンド 31巻

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あらすじ

「強い」とはどういうことか——。無敗の剣豪・宮本武蔵の生涯を井上雄彦が描く歴史巨編、第31巻。物語は二つの魂を並べて描く。母・お杉を背負い、嘘と見栄にまみれてきた自分を、それでも受け入れてくれた母との別れが、本位田又八に静かに訪れる。一方の武蔵は、心に残る問いへの答えを求め、もう一度だけ真剣に命のやりとりをと、再び柳生の地を目指す。剣を捨てるか、握り続けるか——揺れながらも歩みを止めない武蔵。その道の途上で、彼は思いもよらぬ人物と巡り合い、運命の歯車がまた新たに回り始める。別れと再会、静けさと予感が交錯する一冊。

ネタバレ

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【この巻の見どころ・結末に触れます】又八は老いた母お杉を背負い、故郷への道を歩む。虚勢と嘘に逃げ続けてきた不甲斐ない息子を、母は最後まで責めることなく受け入れた——そのぬくもりを胸に、又八は母との別れという避けられぬ時を迎える。他方、武蔵は「もう一度だけ本気で刀を交えたい」という抑えきれぬ衝動に突き動かされ、答えを求めて再び柳生へ向かう。剣への未練と、そこから降りたい思いの狭間で揺れる武蔵。その旅路で彼は意外な人物と巡り合い、この出会いが後の展開を大きく動かす伏線となる。静かながらも物語が次の山場へ確かに動き出す巻。

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