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8巻
天国大魔境 ・ 2022-11-22
天国大魔境 8巻
あらすじ
「魔境」と化した未来の日本を旅するマルとキルコは、「キル光線のマーク」を手がかりに「高原学園」の奈良施設を目指す。だが、森をさまよう最中、行く手を阻む「奇妙な人物」との遭遇が、二人の旅を思わぬ方向へねじ曲げていく。一方、壁の内側の「天国」高原学園は何者かの攻撃を受け、子どもたちは襲撃者たちに「保護」という名のもとで連れ去られる。外の世界で新しい生活を強いられる子どもたちの前に、隠されてきた「園長」の真の目論見が姿を現す。ついに「天国」と「魔境」の二つの世界が繋がり始める、物語終盤への大きな転回点。
ネタバレ
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この巻で「天国」と「魔境」がついに物理的に繋がる。学園が外部からの攻撃を受け、守られていた子どもたちが初めて壁の外へ出されることで、閉じた楽園と荒廃した世界という二重構造の壁が崩れる。園長の目論見が露わになり、子どもたちが人類再生のための計画に組み込まれた存在――いわば意図的に生み出された「特別な人間」だったという核心が突きつけられる。森でマルたちの前に立ちはだかる「奇妙な人物」は、人間ともヒルコともつかぬ存在で、この世界の怪物と子どもたちの起源が同根であることを強く示唆する。全ての謎が終盤へ向けて雪崩を打つ、収束の始まりだ。