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6巻
天国大魔境 ・ 2021-07-21
天国大魔境 6巻
あらすじ
廃墟と化した未来の日本を、マルとキルコは行方も知れぬ「天国」を目指して旅していた。二人が手がかりにするのは「キル光線のマーク」。それを追って茨城の「高原学園」施設に足を踏み入れたキルコは、施設内の「復興省」で長く捜し求めていた人物との再会を果たす。一方、壁に囲まれた「天国」の学園では、隔離されていたトキオが無事に出産を迎えるが、その裏では脳移植を狙う園長の思惑が静かに動き出していた。二つの物語が並走し、世界の輪郭がじわじわと見えてくる巻。
ネタバレ
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キルコが復興省で再会するのは、彼女がずっと捜していた「兄」に関わる人物だ。ここでキルコの過去と、彼女が男の体を得た経緯の核心が語られ、読者の見方が一気に変わる。トキオの出産は園長ミミヒメの延命計画の一部で、生まれた子は脳移植の器として狙われている。天国側の子供たちが単なる保護対象ではなく実験体であることが露わになり、外の世界を旅するマルの正体との繋がりが匂わされる。優しい絵柄の裏で世界の残酷さが牙を剥く一冊。