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11巻
天国大魔境 ・ 2024-10-22
天国大魔境 11巻
あらすじ
「天国」の外側を探して荒廃した日本を旅するマルとキルコ。関西復興省が管理する町で、援軍の力を借りながら人喰いヒルコを討ち果たした二人は、その代償として「高原学園」設立の狙いと、そこで育てられた子ども達に隠された秘密、そして「天国」がどこにあるのかを知ることになる。ようやく手がかりを得て旅を再開するが、道中で耳にするのは「新天国」なる別の楽園の噂だった。時は遡り、あらゆる人生を等しく歪めた「大災害」の日の記憶も描かれ、二つの時間軸が静かに重なっていく。世界的にアニメ化も好評な少年少女サバイヴ群像劇、第11巻。
ネタバレ
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高原学園の子ども達は、外の世界で暴れるヒルコと同じ因子を持つ存在として生み出されていた。トキオが産んだ子はマルと生き別れの関係にあり、マル自身がヒルコを浄化しうる特異な力の鍵を握る。キルコは兄ロビンの面影を追いながらも、マルこそが自分の探し続けた存在だと気づき始める。「新天国」は救いではなく、別の管理者が仕掛けた新たな檻であることが示唆され、二人の旅は安息からさらに遠ざかる。大災害の真相が「人が招いた崩壊」であったと明かされ、天国と魔境の境界そのものが揺らいでいく。