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28巻

SAKAMOTO DAYS ・ 2026-08-04

SAKAMOTO DAYS 28巻

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あらすじ

眠り続けていた坂本が、戦場のど真ん中で目を開ける——。護送車強襲から続く総力戦、七夕・トーレス・牛頭の猛攻にシンとキンダカ、JCC勢が歯を食いしばる中、伝説のヒットマンが「殺しを捨てた身体」のまま戦場へ踏み出す。家族と店を守るために振り抜く、ただ一度の反撃。笑いと暴力が同時に跳ねる、坂本商店最大のクライマックスへ。

ネタバレ

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第28巻は、第27巻で極限まで煮詰まった護送車強襲戦の決着編だ。七夕・トーレス・牛頭の連携は、シンの成長とキンダカの老練さをもってしても食い止めるのが精一杯で、神々廻・大佛・周らJCC勢が合流しても戦線は危ういまま。負傷と弾薬の切れ目、現場の「誰を優先して守るか」という汚い選択が、少年漫画の華やかなバトルの裏側に貼り付いている。 転機は、眠り続けていた坂本太郎の覚醒。完全に全盛期の殺気へ戻るのではなく、コンビニ店長としての身体感覚——レジの動線、棚の死角、家族を見下ろす視線——を武器に戦場を読み替える。派手な必殺より「倒さないで止める」選択が、逆に相手の殺しの論理を狂わせる。シンは師匠の背中を見て自分の線引きを更新し、キンダカは若い世代に戦場の作法を叩き込む。一方、牛頭の獣じみた突進とトーレスの技巧、七夕の冷たい指揮が噛み合い、味方の連携は何度も崩される。 中盤以降は一対一の見せ場と集団戦が交互に来る。誰かが勝っても、別の角で誰かが沈む。坂本商店組とJCC勢の「同じ敵でも同じ目的ではない」温度差が笑いを生みつつ、決着の瞬間に感情を刺す。終盤、表面上は坂本側が息を吹き返すが、新生殺連側にまだカードが残っていることが匂わされ、護送車を巡る一件は閉じ切らない。家族のもとへ帰るための殴り合いが、次の戦争の入口になっている——28巻は、日常を守る物語が本格的な総力戦の物語へ完全にスライドした一冊だ。

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