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5巻
終わりのセラフ ・ 2025-11-04
終わりのセラフ 5巻
あらすじ
ミカエラとの再会という衝撃を経て、優一郎の心は激しく揺れ動く。復讐だけを支えに生きてきた少年が、生き別れた親友がまだ「生きている」現実とどう向き合うのか。新宿決戦の余波が広がる中、日本帝鬼軍の思惑や吸血鬼側の陰謀が次第に姿を現し、単純な善悪では割り切れない戦争の全貌が見え始める。シノア班の絆はさらに深まる一方、優一郎の中に眠る「セラフ」の力が不穏な兆しを見せ始め、彼自身が戦争の鍵を握る存在であることが浮かび上がっていく。
ネタバレ
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この巻で決定的になるのは、優一郎自身が「終わりのセラフ」――兵器化された天使の力の器であるという設定の重みだ。彼が振るう力は仲間を守る刃であると同時に、暴走すれば全てを焼き尽くす災厄でもある。ミカを取り戻したいという願いと、軍に利用される駒であるという現実の板挟みが、優一郎を苦しめ始める。フェリドや帝鬼軍上層部の思惑が交錯し、彼を巡る勢力争いが本格化。仲間との絆だけが、優一郎が化け物に堕ちずに済む唯一の楔であることが痛切に描かれる巻だ。