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29巻
終わりのセラフ ・ 2023-02-03
終わりのセラフ 29巻
あらすじ
グレンの計画にも四鎌童子の思惑にも従わず、「自分たちだけの道」を選び取った優一郎とミカエラ。仲間との別れを噛みしめながらシノア隊を離脱し、「ぜんぶを救う」という誰も口にしなかった願いを掲げて、二人きりの旅が幕を開ける。最初の一歩は、失われた過去の記憶を辿ること。だがその探索には途方もない量の「欲望」というエネルギーが必要で、二人は世界の成り立ちと自分たちの正体に、少しずつ手を伸ばしていく。静かな旅路に潜む巨大な謎が動き出す転機の巻。
ネタバレ
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記憶探索の儀式を進める中で、優一郎とミカエラは吸血鬼や鬼、そして「終わりのセラフ」計画の根源に関わる過去の断片に触れていく。集めた欲望を代償に、二人は人類が滅びる前の世界——神々や天使が関わる神話的な光景の入口へと踏み込む。ミカエラの正体が単なる吸血鬼ではないことを匂わせる伏線が張られ、物語のスケールは人と吸血鬼の抗争から、世界そのものの創世神話へと一気に拡大する。二人だけの旅が、シリーズ全体の謎解きの中心軸として立ち上がる重要な巻。