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14巻
終わりのセラフ ・ 2017-05-02
終わりのセラフ 14巻
あらすじ
日光拷問という残酷な刑に処されたクルルたちを救い出すには、優一郎たちにさらなる力が欠かせない。そのためシノア隊は敵地であるフェリド邸へと足を踏み入れるが、そこでは想定外の事態が次々と巻き起こる。吸血鬼を本当に仲間として信頼していいのか——ミカエラを交え、隊のメンバーは重い問いと向き合う。人間と吸血鬼という埋めがたい溝を抱えたまま、彼らは束の間の日常と迫りくる決戦の狭間で揺れ続ける。
ネタバレ
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フェリド邸での滞在は表面的な休息に見えて、実は各勢力の腹の探り合いの場だ。ミカエラは血を分けたいという想いと、人間である優一郎を巻き込みたくない葛藤の間で苦しみ、二人の関係にひびと絆が同時に深まる。ここでシノア隊は吸血鬼を「敵の道具」ではなく一個の存在として見始め、単純な人間対吸血鬼の構図が崩れていく。柊家と貴族吸血鬼、双方が抱える終末計画の輪郭がさらに露わになり、次巻の全面衝突への静かな助走となる巻だ。