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9巻
オトメン(乙男) ・ 発売日確認中
オトメン(乙男) 9巻
あらすじ
乙女チックな感性を隠し持つ硬派な剣道部主将・正宗飛鳥。本巻では、彼が追い求める理想の女子像・都塚りょうとの距離が、ある「裁縫対決」を機に急接近する。裁縫の腕を競うという前代未聞の勝負の裏で、飛鳥の繊細すぎる指先が織りなすのは、少女漫画的なトキメキと、強靭な武士の誇りの交差だ。ライバルたちの乱入や予期せぬトラブルを乗り越え、不器用な二人の恋模様が鮮やかに色づき始める。隠し通すにはあまりに尊い、飛鳥の「乙女心」が全開で炸裂する必読の転換点。
ネタバレ
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文化祭に向け、飛鳥の乙女回路がフル稼働する。今回最大の障壁は、クラスの出し物で発生した衣装の縫製トラブルだ。りょうに「裁縫が苦手」だとバレたくない一心で、飛鳥は夜な夜な内職に励むが、その繊細な刺繍技術が噂を呼び、皮肉にも手芸部のエース・有明大和との対決へと発展してしまう。大和の挑発に対し、武道の心得を逆手に取った「剣道の型を用いた縫い方」を編み出す飛鳥。無骨な刀を針に持ち替え、布地を縫い合わせる姿は、もはや一つのアートだ。極限の集中力の中で、飛鳥は布を縫うたびにりょうへの想いを昇華させていく。しかし、その熱意が空回りし、裁縫バトルは教室中を巻き込むカオスな展開へ。窮地を救ったのは、普段は鈍感なりょうの「不意の優しさ」だった。張り詰めた飛鳥の心は糸のようにほぐれ、二人の間には友情以上の熱気が漂い始める。だが、平穏は続かない。飛鳥の完璧すぎる乙女趣味を暴こうとする刺客が、またしても影を落とす。飛鳥は己の正体を守り抜くことができるのか、それとも「乙男」としての覚悟を突きつけるのか。秘密と情熱の境界線が、今、決定的に崩れ去る。