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36巻
ワンピース ・ 発売日確認中
ワンピース 36巻
あらすじ
ウォーターセブンに降り立ったルフィたちを待っていたのは、仲間との永遠の別れと信じがたい裏切りだった。突如として姿を消したニコ・ロビン、彼女の口から語られた「一味を抜ける」という冷酷な宣告は、メリー号の修復という希望を絶望の底へ突き落とす。世界政府直属の暗殺機関CP9が影で糸を引き、古代兵器プルトンの設計図を巡る熾烈な争奪戦が幕を開ける。ルフィが直面する、物理的な強さでは決して越えられない、心を引き裂く悲痛な決別と激闘の記録だ。
ネタバレ
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「私はもう戻らない」というロビンの言葉の裏側には、己を犠牲にしてでも仲間を守ろうとする壮絶な覚悟が隠されていた。ルフィは彼女の本心を探るべくガレーラカンパニーの屋敷へ乗り込むが、そこで待ち受けていたのはルッチ、カク、カリファといった、平穏な仮面を被ったCP9の暗殺者たちである。彼らが狙うのは、造船船長アイスバーグの体内に隠された「プルトン」の設計図だった。ロビンは「自分を追えば一味全員が滅びる」と信じ、政府の威光に屈して自ら死地へと歩み出す。ルフィはかつてない無力感に苛まれながらも、仲間を見捨てるという選択肢を完全に排除する。メリー号の老朽化による航海限界という物理的な絶望と、ロビンという精神的な支柱を失うというダブルパンチに、麦わらの一味は崩壊の危機に立たされる。ルフィが初めて見せる、誰かを救うために自らのプライドと船長としての決断を叩きつけるその姿に、読者は涙を禁じ得ない。権力と暴力、そして拭い去れない過去のトラウマが絡み合う、ワンピース史上最も美しくも残酷な人間ドラマが、今ここで完成する。