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106巻
美味しんぼ ・ 発売日確認中
美味しんぼ 106巻
あらすじ
東西新聞「究極のメニュー」担当・山岡士郎と、美食倶楽部を率いる父・海原雄山。二人の飽くなき探求を描いてきた国民的グルメ漫画、その第106巻。今巻は季節の移ろいと結びついた行事食や、時代とともに姿を変える食の風景に目を向け、「美味しさ」の背後にある人の記憶や願いをすくい上げる。豪華さより本質を、勝敗より理解を——年輪を重ねた作品ならではの落ち着いた視線で、食と人生の交わりを描く一冊。
ネタバレ
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今巻の山場は、ある人物の切実な想いに応えるため、士郎が一皿の料理に込められた記憶を掘り起こす物語だ。失われかけた味を再現しようと奔走する中で、士郎は素材や技術以上に「誰のために作るのか」が味を決めることを改めて知る。雄山もまた別の切り口から同じ答えへ辿り着き、珍しく息子の仕事を静かに認める。長年の対立の底に流れていた父の不器用な愛情が垣間見え、読者は胸を打たれる。栗田さんとの関係も一歩深まり、シリーズ後半らしい温もりに満ちた締めくくりとなる。