Volume file
105巻
美味しんぼ ・ 発売日確認中
美味しんぼ 105巻
あらすじ
「究極のメニュー」の完成を目指す山岡士郎と、それに立ちはだかる父・海原雄山。日本の食文化を縦横に描いてきた長寿グルメ漫画、その第105巻。今巻は各地の風土に根ざした食材と、それを活かす調理法や器、もてなしの心にまで踏み込み、料理を「文化そのもの」として味わう視点を提示する。食を通じて人が変わり、和解し、前を向く——シリーズが積み重ねてきた人間讃歌が、円熟した筆致で綴られる一冊。
ネタバレ
内容を表示する
中心となるのは、ある依頼をきっかけに士郎と雄山が同じ課題に別々の角度から挑む展開だ。士郎は現地に足を運び、作り手の暮らしごと味を理解しようとする。対する雄山は素材の格と歴史から一皿の理想像を描く。両者の答えは表現こそ違えど、最後には「その土地でなければ生まれない味」という一点で重なり合う。審判役を担った人物が涙する場面が印象的で、父子の長い確執にまた一つ小さな橋が架かる。栗田さんの支えも光り、温かな余韻を残して次巻へ続く。