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104巻
美味しんぼ ・ 発売日確認中
美味しんぼ 104巻
あらすじ
食を通して家族や社会のありようを問い続ける不朽のグルメ漫画、第104巻。東西新聞の山岡士郎と、美食倶楽部を主宰する父・海原雄山の対決を軸に、今巻は米や出汁、野菜といった「当たり前の味」の奥深さに光を当てる。派手な高級食材ではなく、日々の食卓を支える素材こそが人を幸せにする——そんな作品の原点に立ち返る章が並ぶ。栗田さんとの関係にも小さな進展が描かれ、シリーズ後半の温かさが色濃く滲む一冊。
ネタバレ
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今巻の焦点は、ごく身近な食材をめぐる士郎と雄山の価値観の衝突だ。安価で誰もが口にするものの中に、士郎は作り手の丁寧な仕事と土地の記憶を見出す。雄山は当初それを取るに足らぬと一蹴するが、士郎が用意した一膳の飯と一椀の汁を口にして表情を変える——素材の格ではなく「食べる人を思う心」に軍配が上がる、シリーズらしい逆転だ。騒動の合間に栗田さんが士郎に向ける眼差しがやわらかくなり、二人の距離が確かに近づいたことを読者に感じさせて幕を閉じる。