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6巻

夏目友人帳 ・ 2008-07-05

夏目友人帳 6巻

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あらすじ

夏目が巡り合うのは、人の形を借りて蠢く孤独。祖母・レイコが遺した友人帳の重みを背負う彼は、廃屋で幽閉されていた少年・カイを解放する。しかし、その救済は新たな災いの幕開けであった。カイを付け狙う妖たちの執念、そして「祓い屋」として鋭い眼光を向ける名取周一の思惑。妖と人の境界線が脆く崩れ去るなか、夏目はただ自身の心に従い、名なき者たちに名前を還し続ける。優しさと脆さが同居する、夏の終わりの決定的な記録。 2008年7月刊。

ネタバレ

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廃屋の箱で凍えていた少年・カイとの出会いは、夏目にとって平穏を乱す波紋となった。カイの正体は、強大な力を持つ妖の血を引く異端。彼を器として取り込み、その力を我が物にせんとする古の妖たちが、夜の闇からじわりと追い詰めてくる。窮地に陥る夏目の前に現れたのは、親友でありながら妖を滅する術を持つ名取周一だ。名取は「カイは危険な存在である」と断じ、夏目から彼を引き離そうと冷徹な手口を強行する。かつて自らも孤独に苛まれた名取の言葉には、妖への憎悪と歪んだ守護の念が混ざり合っていた。夏目は、名取の正論に抗い、カイという個人の意志を守り抜こうと奔走する。友人帳を狙う者、祓い屋としての信念、そして守りたい小さな命。複雑に絡み合う思惑の果てに、夏目はカイの心の深淵に触れ、彼がこれまで抱えてきた孤独の真実を知ることになる。名もなき妖たちに名前を還すという孤独な儀式は、誰かの居場所を証明するための必死の祈りへと変わっていく。

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