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22巻

鬼滅の刃 ・ 2020-10-02

鬼滅の刃 22巻

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あらすじ

夜明けまでまだ一時間以上あるというのに、無惨の再生と猛攻は限界を超えて加速する。炭治郎は無惨の一撃に沈み、禰豆子・義勇・実弥・伊黒・行冥ら残る鬼殺隊が血を代価に刃を繋ぐ。毒も斬撃もすぐ塞がれ、柱たちは「倒す」から「夜明けまで食い止める」へ戦術を切り替える。第22巻は最終戦の臨界——誰の刃が次に届き、誰が立ち上がるのかを、夜明けのカウントダウンと同時に叩きつける。

ネタバレ

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第22巻は無惨最終戦の核心を抉る。夜明けまで一時間以上を残したまま、無惨は全身を武器に変え、柱の陣形を粉砕していく。炭治郎は無惨の猛攻を一身に受けて倒れ、意識の淵でヒノカミ神楽と父・炭十郎の教えが交錯する。冨岡義勇の水の呼吸、不死川実弥の風、伊黒小芭内の蛇、悲鳴嶼行冥の岩が次々と刃を届かせるが、無惨の再生は刃傷を即座に塞ぎ、毒と衝撃波で戦場を塗り替える。禰豆子は人間に戻りつつある身体でなお兄を守り、栗花落カナヲは視覚を研ぎ澄ませて無惨の微細な予備動作を読む。悲鳴嶼の体術が崩れた瞬間、実弥は弟・玄弥の面影を噛み締めて前へ出る。伊黒はしのぶの想いを刃に乗せ、甘露寺や不死川家の傷も戦場の空気に混ざる。柱全員が「殺す」ではなく「夜明けまで食い止める」に戦術を切り替え、血を灯のように消費していく。無惨の一打に炭治郎が沈む場面で巻は息を止め、次の一撃が誰の刃になるのか——読者の鼓動と夜明けの秒針が重なる。鬼舞辻無惨という存在の質量が、技名や流派の美しさを押し潰し、ただ生き残って光を待つ戦いへと変質させる一冊だ。

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