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12巻

怪獣8号 ・ 2024-04-04

怪獣8号 12巻

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あらすじ

識別クラス怪獣に襲われた東方師団エリア。鳴海とキコルは各個撃破に踏み込むが、保科の相手は試作品10号の完成体・11号。装着した識別怪獣兵器は解放戦力83%の壁に阻まれ、想定外の苦戦を強いられる。防衛隊の精鋭が同時に試される第十二巻。

ネタバレ

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第十二巻は東方師団エリアを舞台に、識別クラス怪獣との総力戦が本線になる。鳴海とキコルは各個撃破で戦線を切り開き、小隊単位の機動力が光る。だが保科の対戦相手は、試作品10号の系譜を継いだ完成品・11号。識別怪獣兵器としての“完成”は、単なる火力強化ではなく、運用者の身体と戦術を同時に食う仕様として立ちはだかる。保科が装着する識別怪獣兵器は解放戦力が83%以上に乗らず、いつものキレが出せないまま押し返される。限界線を越えた瞬間の判断、味方の配置、捨てるべき一撃——保科流の精密さが、逆に重石になる局面が続く。東方師団の各隊長が同時に試され、戦線は個人技の積み上げでは保てない総力戦へ落ちる。11号の挙動は防衛隊の戦術テーブルを前提から外し、現場の指揮系統に亀裂を走らせる。カフカ側の伏線も静かに進み、次巻の大規模侵攻へ橋が架かる。想定を超えた第十二巻は、防衛隊の“精鋭神話”が初めて本気で削られる一冊だ。

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