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10巻
怪獣8号 ・ 2023-08-04
怪獣8号 10巻
あらすじ
識別怪獣兵器10号を装備した保科宗四郎が、意思を持つ兵器との群発災害に挑む。機転で攻勢に転じる一方、カフカの大泉エリアには超大型が六体出現し戦況が崩壊する。9号の設計図と現場の意地が交錯する、防衛隊の同時多発戦を描く第十巻。
ネタバレ
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第十巻は保科と識別怪獣兵器10号の実戦が軸になる。兵器はただの外骨格ではなく意思を持ち、装着者の判断を食い、戦場のテンポを乱す。群発災害のなか保科は技と間合いで主導権を奪い返し、史上初の「対話する兵器」との攻防を前線で成立させる。同時にカフカのいる大泉エリアでは超大型怪獣が六体同時出現し、防衛隊の配置表が紙くずになる。8号としての力を出すか、人間の隊員として耐えるか——カフカの選択が火力以上に重い。そこに思わぬ援護が入り、現場の指揮系統が一時的に組み直される。9号は識別クラスと災害を同時に操り、防衛隊の精鋭を分散・疲弊させる設計を露わにする。保科の刃とカフカの正体が同じ時間軸で動き、隊長級の判断が師団規模の勝敗を左右し始める。兵器を御する者と怪獣を秘する者が、同じ地図で「人間側」の定義を更新する。第十巻は、兵器の意思と人間の意地が同じ戦場でぶつかる一冊だ。