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4巻

カグラバチ ・ 2024-10-04

カグラバチ 4巻

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あらすじ

楽座市の下層、「淵天」が眠る蔵への扉を突き止めた六平チヒロは、折れた刳雲を携え会場を疾走する。閃光の如く敵を斬り伏せる復讐者の前に立ちはだかるのは、因習に忠実な守人たち。一方、兄の愛と暴力に地に伏した伯理の脳裏には、ある少女との日々が過る。極限で呼応する二人の魂が、闇オークションの核へ刃を向ける——復讐と救済が交差する、完餐ヒトによるカグラバチ第四巻。

ネタバレ

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第四巻は、楽座市会場の「下層」と「蔵」への道筋が戦場になる巻だ。六平チヒロは妖刀・淵天の在処を示す扉を掴み、折れた刳雲だけを頼りに会場の底へ潜る。刃は欠けていても殺気は鈍らず、立ちはだかる護衛を閃光のように断つ。だが下層は単なる通路ではなく、出品と契約の論理が身体を縛る空間でもある。一合ごとに会場の空気が重くなり、チヒロは父の刃を奪還する執念と、今この場で誰を斬るべきかという判断を同時に背負う。血の匂いと競りの喧騒が重なり、下層の一歩一歩が次の災いを呼ぶ。並行して伯理は兄からの「愛」と暴力で地に伏し、今際に浮かぶのはある少女との記憶だ。自己を消し続けた少年の魂が、チヒロの復讐の刃と初めて同じ周波数で震える。呼応は甘美ではなく、共に前へ踏み出すための痛みとして現れる。誰が蔵の鍵を握り、誰が商品ではなく味方になるのか。楽座市の夜は、刃と契約と記憶の三点で割れ始める——それがカグラバチ第四巻の核だ。

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