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8巻
左ききのエレン ・ 2019-06-04
左ききのエレン 8巻
あらすじ
いまニューヨークで最も才能ある若手アーティストと目されるジェイコブスと、エレンがグラフィティ対決に挑む。自分とよく似たタイプの人間である彼と並んで絵を描くことで、エレンの内側に大きな変化が訪れる。天才が天才と出会い、互いを映し鏡にして次の高みへ登っていく──その熱が誌面から溢れ出す。そしてライバルとの真剣勝負を経て、一躍注目を集めるエレンとさゆりに、新たな試練が静かに忍び寄る第8巻。
ネタバレ
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ジェイコブスとの対決でエレンは自分と同質の狂気を持つ相手を初めて認め、勝敗を超えて「描くことの純粋な喜び」を取り戻す。この出会いが、筆を置いていたエレンを完全に復活させる転機になる。壁一面のグラフィティは圧巻で、二人の天才が互いの限界を押し上げる。注目を浴びたエレンとさゆりには、金と権力を持つ大人たちの思惑が絡みつき始める。純粋な創作が商業の論理に呑まれかける不穏な影が差す。次巻の岸アンナとの本格対決への布石が打たれる巻だ。