Volume file
7巻
左ききのエレン ・ 2019-03-04
左ききのエレン 7巻
あらすじ
無意識のうちに、光一はさゆりのことを「あかり」と呼び間違えてしまう。問い詰められた彼は、自分の中にあるあかりへの想いとどう向き合うのか。一方、エレンもまた変わってしまったあかりの姿に気付き、置いていかれたような失望のなかで、ついに筆を置いてしまう。天才が絵を描けなくなる──それは物語の核心を揺さぶる事件だ。光一、さゆり、エレン、それぞれが自分自身と静かに向き合い、人生のターニングポイントを迎える第7巻。
ネタバレ
内容を表示する
さゆりを「あかり」と呼んでしまった光一は、自分の未練を隠しきれず、二人の関係にひびが入る。エレンはあかりが自分とは違う世界へ行ったことを悟り、絵を描く意味を見失って筆を置く。天才の停滞というこの巻の核が、読者に「才能は永遠ではない」という不安を突きつける。さゆりは光一に依存するのをやめ、自分の力でデザイナーとして立つ道を選び始める。あかりは岸姉妹の側で華やかに変貌し、かつての素朴さを脱ぎ捨てていく。それぞれの別れと決意が交差する転換点だ。