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12巻
左ききのエレン ・ 2020-04-03
左ききのエレン 12巻
あらすじ
バンクシーがゲリラ展示を仕掛ける瞬間を押さえ、その正体を暴くーーエレン達の大胆な作戦がついに動き出す。次の標的をMoMAと読んださゆりは、エレンとルーシーに「絵を見ていない人物」を探せと指示を飛ばす。だが世界最高峰の美術館は、アートに無関心な観光客で溢れ返っていた。人混みの中に潜む本物の芸術家を、逆説的な手がかりだけで炙り出せるのか。天才同士の頭脳戦とアートの本質を問う、シリーズ屈指のニューヨーク編クライマックス第12巻。
ネタバレ
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さゆりの読み通りバンクシーはMoMAに現れる。鍵は「作品を見に来たのに絵を見ない人間」という矛盾で、それこそ自作の反応を観察する犯人だという発想が冴える。エレンは群衆の中から一人の男に狙いを定めるが、正体の確定には至らず、相手はまた煙のように消える。この対決を通してエレンは「見られるアート」から「仕掛けるアート」へと視野を広げ、自身の表現が次の段階へ進む予感を掴む。バンクシーは敵ではなく鏡として彼女に刻まれる。