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33巻
ゴルゴ13 ・ 1979-08-05
ゴルゴ13 33巻
あらすじ
さいとう・たかを『ゴルゴ13』第33巻。世界のどこかで政変が起き、巨額の金が動くたびに、闇からゴルゴが呼び出される。本巻ではアフリカの独立紛争、ヨーロッパの秘密結社、そしてアメリカ諜報機関の内部抗争が絡み合い、デューク東郷は複雑な依頼をただ一発の弾丸で解き明かす。標的は権力者、裏切り者、そして時にゴルゴを利用しようとした依頼主自身。感情も正義も語らず、彼はただ契約を完遂する。人間の欲望と国家の思惑を撃ち抜く、硬派な連作の集成。
ネタバレ
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本巻の見せ場は、ゴルゴを罠にはめようとした依頼主が、逆に自らの命を差し出す羽目になる一編だ。二重契約で始末屋を仕込んだ黒幕は、ゴルゴの周到さを見誤っていた。読み合いの果て、待ち伏せていた刺客たちは一人また一人と沈黙し、最後に黒幕自身が自室で標的となる。ドアを開けた瞬間、正面から放たれた一発が眉間を貫く。ゴルゴは約束通り仕事を終え、裏切りの報酬までしっかり回収して姿を消す。彼を出し抜ける者は、この世に存在しない。