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32巻
ゴルゴ13 ・ 1979-04-05
ゴルゴ13 32巻
あらすじ
さいとう・たかを『ゴルゴ13』第32巻。国家の思惑も巨大企業の陰謀も、ゴルゴにとってはただ一つの「依頼」に過ぎない。本巻では南米の麻薬カルテル、冷戦下の亡命工作、暗躍する軍需産業といった生々しい題材を舞台に、デューク東郷が凄腕を発揮する。標的の生活パターンを丹念に洗い出し、狙撃地点の確保から逃走経路の設計まで、すべてを一人で完璧に組み立てる。誰にも心を許さず、金の匂いすら残さず、ゴルゴは今日も引き金を引く。時代の闇を撃つ大河劇画。
ネタバレ
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本巻では、要塞のような邸宅にこもる標的を、あえて外へ引きずり出す心理戦が読みどころだ。ゴルゴは標的の側近を焦らせ、警備の穴が生まれる一瞬を作り出す。護衛が油断した刹那、遠方の丘から放たれた一発が標的の心臓を正確に射抜く。始末を焦って裏切ろうとした仲介役も、逃げた先で静かに消される。証拠は何一つ残らず、警察の捜査は迷宮入り。ゴルゴは報酬だけを受け取り、次の依頼へと影のように去っていく。