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47巻
ガラスの仮面 ・ 2011-07-26
ガラスの仮面 47巻
あらすじ
思いがけずクルーズ船の中で再会する北島マヤと速水真澄。長く続いてきたすれ違いと誤解を抱えたまま、二人は同じ船上で運命的な時間を共にする。船内で阿古夜を演じるマヤの姿は、役と本人の魂が溶け合ったかのように真澄の胸を打ち、彼はついに抑えてきた本心を隠せなくなる。仕事の顔と一人の男としての顔──その狭間で揺れ続けた真澄が、マヤをそっと抱きしめる瞬間へと物語は静かに近づいていく。長年の想いが交わる、シリーズ屈指のロマンチックな一巻。
ネタバレ
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阿古夜を演じるマヤの美しさと切なさに、真澄はもう自分を偽れなくなるだろう。誤解の壁も、立場の違いも、その瞬間だけは意味を失う。真澄はマヤを抱きしめ、二人の間に長く張り詰めていた氷がわずかに溶ける。しかし現実には紫織との婚約という枷が残り、この幸福が長く続く保証はどこにもない。読者は「ようやく想いが通じた」という歓びと「この先に待つ試練」への不安を同時に味わうことになる。恋の物語として最も甘く、最も危うい局面が描かれる巻だ。