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8巻
ファイアパンチ ・ 発売日確認中
ファイアパンチ 8巻
あらすじ
凍てついた世界で燃え続けた復讐譚が、ついに終幕へと向かう最終第8巻。救世主として担がれ、映画という虚構に人生を捧げてきたアグニと、彼を取り巻く者たちの運命が交差する。復讐の炎はとうに意味を失い、残されたのは「なぜ生きるのか」というむき出しの問いだけ。テナとの約束、ドマの妄執、そして雪と氷に閉ざされた世界そのものが、最後の答えを求めてアグニに突きつけられる。藤本タツキが放つ衝撃のデビュー長編、その到達点。
ネタバレ
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最終巻はアグニの復讐の完全な無意味化で幕を開ける。憎んだ相手はとうに失われ、燃える体だけが残った彼は、映画の主演という虚構の中でしか自分を保てなくなる。ドマの狂気じみた愛と執着が物語を思わぬ方向へねじ曲げ、雪に埋もれた世界のスケールは想像を超えて拡張していく。復讐譚として始まった物語は、生と虚構と赦しの寓話へと変貌し、最後にアグニが選ぶのは戦いでも死でもない静かな結末だ。予定調和を一切許さないフジモト印のラストが待つ。