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7巻
ファイアパンチ ・ 2017-11-02
ファイアパンチ 7巻
あらすじ
永遠に燃え続ける呪いを背負ったアグニは、いまや救世主として祭り上げられ、信者を率いる存在になっていた。テナとの約束、仲間との記憶、その全てが嘘と痛みに塗り替えられ、火の消えない体はかつての怒りと狂気を蘇らせて彼を責め苛む。出口なき地獄の中、死んだはずのかつての仲間の影が再び姿を現し、アグニの心を根こそぎ揺さぶっていく。藤本タツキが凍てついた終末世界で描く、復讐と信仰の物語が第7巻でさらに歪んでいく。
ネタバレ
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アグニを取り巻く「救世主」の虚構が本巻で決壊する。信者たちの狂信はエスカレートし、彼を神として崇める集団の異常さが露わになっていく。過去の仲間と信じた存在との再会は救いにならず、むしろアグニの復讐心と自己嫌悪を煮詰めるだけに終わる。燃え続ける体はもはや象徴でしかなく、彼が本当に焼き尽くしたいのは自分自身の記憶だと突きつけられる。藤本タツキらしい情け容赦ない展開で、読者の予想を軽々と裏切りながら物語は最終局面へ雪崩れ込む。