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92巻
名探偵コナン ・ 2017-04-12
名探偵コナン 92巻
あらすじ
海辺の記憶をきっかけに、赤井家をめぐる秘密が静かに動き出す第92巻。幼い新一と蘭、そして世良真純が出会った過去の光景がよみがえり、そこには赤井秀一を思わせる若い男の影も差す。前半では喫茶ポアロを舞台にした軽妙な事件や、万馬券をめぐる江戸前の推理ショーが物語にテンポを添える。後半は若狭留美の自宅にまつわる不穏な描写や「白い手の女」の挿話が進み、赤井家の因縁と組織の気配が交差していく。日常の温度と長編への布石が丁寧に編み込まれた一冊。
ネタバレ
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さざ波の記憶編では、赤井秀一が過去に「諸伏景光」と関わっていた気配や、世良・領域外の妹をめぐる家族の輪郭がにじみ出る。若狭留美の自宅の描写には彼女の正体を疑わせる違和感が仕込まれ、後の伏線として効いてくるはずだ。喫茶ポアロや万馬券の事件は独立した謎解きとして完結しつつ、安室透ら周辺人物の位置取りを静かに再確認させる。派手な決着より「誰が何を隠しているか」を積み上げる巻で、赤井家の秘密が本格的に語られる直前の助走として重要になる。