Volume file
11巻
アオのハコ ・ 2023-08-04
アオのハコ 11巻
あらすじ
大喜から貰ったチケットで千夏の試合を観に行く夢佳は、コートで輝く親友の姿を前に、かつてバスケに夢中だった自分を思い出す。他人の恋を応援しながらも揺れる胸の内が、静かに描かれていく。そして舞台はクリスマスイヴ。人気のない体育館で大喜がひとりツリーを飾っていると、試合を終えたばかりの千夏がふらりと現れ、二人だけの特別な時間が流れ出す。片想いの距離が、ほんの少しだけ縮まる予感に満ちた一冊。
ネタバレ
内容を表示する
夢佳は夢中で応援するうち、自分がバスケを諦めた過去と向き合い、再びコートへ戻る決意を固める。イヴの夜、暗い体育館で大喜と千夏は二人きりになり、飾りつけを手伝う千夏の距離が普段よりずっと近い。ぎこちない沈黙のなかで大喜の鼓動は加速し、千夏もまた大喜を意識していることが仕草の端々から伝わってくる。互いに好意を隠しきれないまま、告白には至らず、それでも二人の関係は確実に恋へ傾く。もどかしくも甘い到達点で幕を閉じる巻だ。