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36巻
BLEACH ・ 2008-12-04
BLEACH 36巻
あらすじ
BLEACH第36巻は、物語の時計を一気に百十年前へと巻き戻す衝撃の過去篇。まだ若き浦原喜助が十二番隊隊長に抜擢され、副隊長・猿柿ひよ里の激しい反発を受け止めながら隊の運営に乗り出すところから幕を開ける。技術開発局の創設や仲間たちとの関係が丁寧に描かれ、現在の尸魂界の礎がどう築かれたのかが明かされていく。そして九年後、尸魂界で魂魄が消失する怪事件が発生し、平穏だった日常に不穏な影が忍び寄る。すべての因縁の出発点となる、シリーズ屈指の重要な回想エピソードが始まる。
ネタバレ
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この巻の真の主役は、後の宿敵・藍染惣右介だ。怪事件の裏には彼の暗躍が確実に潜んでおり、消えた魂魄は虚化実験の材料として利用されている。表向きは穏やかで有能な副隊長を演じながら、藍染は尸魂界の中枢を欺き続ける。浦原はまだ彼の正体に気づいていないが、読者はこの静かな導入部が、後の平子ら隊長たちの虚化悲劇へ直結すると知って戦慄する。過去篇は「なぜ浦原が現世へ追放されたか」の答えそのものであり、現在の物語すべての種がここで蒔かれる。