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39巻
ベルセルク ・ 2017-06-23
ベルセルク 39巻
あらすじ
ついに辿り着いた約束の地、妖精島。ガッツ一行を待ち受けていたのは、現世とは隔絶された精霊たちの聖域だった。海神との死闘で疲弊した心身を癒やし、ついにキャスカの閉ざされた精神を解き放つ時が来る。妖精王ハナフブクが執り行う「夢の回廊」への侵入は、過去の凄惨な記憶を再体験させる死の淵に等しい儀式。絶望の底に沈んだ彼女の魂を救い出すため、ガッツはかつての戦士としての自分を捨て、守護者として精神の深淵へ飛び込む。歪んだ記憶の楔が外れたその先で、待つのは再会か、あるいは残酷な現実の再提示か。救済を懸けた魂の旅路が今、その頂点に達する。
ネタバレ
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ファルコニアの華やかな繁栄とは対照的に、妖精島・エルフヘルムの森は静謐な魔法の力で満たされている。一行は妖精王ハナフブクの加護を受け、ついにキャスカの精神治療に着手する。セラピストたる王の誘いで、シールケとファルネーゼはキャスカの無意識下にある広大な精神世界へ潜り込む。そこで彼女たちが目にしたのは、無数の黒い怪物に噛み砕かれ、砕け散ったキャスカの「魂の欠片」だった。ガッツはかつて自分を焼き尽くした復讐鬼の姿を重ねつつ、彼女が抱える狂気という呪縛の正体に触れる。一方、現実世界ではキャスカの魂を繋ぎ止めるための精霊たちの障壁が崩れ始め、過去の記憶が具現化した悪夢が侵食し始める。遂にキャスカの意識が浮上し、彼女の瞳に宿ったのは、かつての戦友への信頼か、それとも蝕まれたはずの恐怖の記憶か。夢の中で再会したかつての恋人・ガッツの顔を見た瞬間、キャスカの喉から洩れた悲鳴は、長きにわたる旅の終焉と新たな混沌の幕開けを告げている。