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38巻
ベルセルク ・ 2016-06-24
ベルセルク 38巻
あらすじ
神の化身として君臨するグリフィスが築き上げた楽園、ファルコニア。その黄金の輝きが世界を覆う一方で、ガッツたちは愛する者の記憶を取り戻すべく、妖精島への過酷な航海に挑む。平和の皮を被った惨劇の爪痕と、絶望の深淵から手繰り寄せる再生の光。リッケルトが見出したグリフィスの真意と、かつての絆が突きつける残酷な対比。もはや戻れぬ過去を背負い、剥き出しの刃で運命を切り拓く者たちの魂の帰結が、この一巻で静かに、しかし決定的に分岐する。
ネタバレ
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ファルコニアへ招かれたリッケルトは、グリフィスと再会する。かつての仲間であるはずの男は、神にも等しい神聖さを纏いながら、圧倒的な力で人間を庇護していた。しかし、その街の裏側には、蝕の犠牲となった者たちの絶望と、グリフィスの野望を正当化する歪な狂気が渦巻いている。リッケルトは、自身の師であるゴッド・ハンドの因果を突きつけられ、迷いなく決別を叩きつける。その傲慢な微笑みに対し、幼き頃の記憶を守るために彼は拳を突き立てるのだ。一方、ガッツは海神との死闘を乗り越え、魔物が跋扈する海を渡る。キャスカの心という唯一無二の目的地へ辿り着くため、死の淵を彷徨う旅路は続く。ファルコニアという完成された理想郷と、泥にまみれても魂の救済を追い求めるガッツたち。世界を再編する圧倒的なグリフィスの支配力が露わになる中で、リッケルトが見抜いたのは、美しき王の影に隠された「代償」の正体であった。絆は断ち切られ、対立は明確となる。再生への切符を掴むため、ガッツたちは世界の理を超えた先を目指す。