Volume file
9巻
あかね噺 ・ 2023-12-04
あかね噺 9巻
あらすじ
ついに父・志ん太の芸と真正面から向き合えた朱音。父の「弱さ」を理解したことで、彼女の落語はどんな高みへ到達したのか。渾身の「替り目」に審査の評価が下されるとき、長く続いてきた因縁の勝負にもひとつの決着が訪れる。そして選考会が幕を閉じると、それぞれの噺家が新たな目標を胸に次の章へ踏み出す。二ツ目昇進を目指す朱音の前に、その道を照らす手がかりとなる人物が現れ、物語はさらなる高座へと転がり出す。
ネタバレ
内容を表示する
朱音は父の弱さごと受け止めた「替り目」で会場を呑み込み、審査でも高い評価を勝ち取る。ひかるとの因縁にも一区切りがつき、二人は敵から互いを認め合う好敵手へと変わる。選考会の結果を受けて朱音は自分の目標を二ツ目昇進に定め直し、物語は錬成会編から昇進編へ移行する。そこへ、昇進の鍵を握る新たな師匠格の人物が姿を見せ、朱音を次の壁へ導いていく。父の影を越えた朱音が、いよいよ一人前の噺家として歩き出す転機の巻だ。