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5巻
あかね噺 ・ 2023-03-03
あかね噺 5巻
あらすじ
「新人潰し」の標的にされた朱音は、二ツ目・今昔庵りゑんを見返すべく開口一番の高座へと上がる。テンポの良い語り口で観客をぐっと惹き込む朱音だが、その裏で兄弟子からしには気掛かりなことがあった。さらに、朱音の持ちネタをめぐって思いもよらぬ衝撃の事実が明らかになる。初めての楽屋働きを終えた彼女が直面する、噺家としての大きな壁とは──。プロの世界の厳しさと理不尽が朱音を鍛え上げていく第5巻。
ネタバレ
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朱音はりゑんの意地悪な仕打ちに屈せず、開口一番で観客の心をつかみ、実力で黙らせてみせる。だが持ちネタが実は父・志ん太ゆかりの噺であったことなど、彼女の芸の背景に関わる事実が浮上し、朱音は自分の落語の意味を問い直すことになる。からしの抱える懸念も物語に影を落とし、楽屋という閉じた社会の人間模様が濃く描かれる。プロの厳しさの前で朱音は伸び悩みや葛藤を味わいながらも、着実に一段ずつ階段を登っていく。