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27巻
赤髪の白雪姫 ・ 2025-05-02
赤髪の白雪姫 27巻
あらすじ
ウィスタル城から遠く離れたリリアスで、フォスティリアスの育成に情熱を注ぐ白雪。リュウの独立と成長を見届け、次なる一歩を模索する彼女の目に飛び込んできたのは、学問街でひっそりと掲げられた謎の薬剤師募集だった。ゼンと共にその差出人シンス・ジランを訪ねた先で、白雪を待ち受けていたのは、王国の理を根底から揺るがしかねない未知の知識との邂逅だ。二人の絆が新たな試練に直面する、運命の分岐点がここに刻まれる。
ネタバレ
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募集の主・シンス・ジランは、かつて禁忌とされた古い薬草の調合技法を追求する異端の学者だった。白雪とゼンが対峙したのは、ただの薬学知識ではない。かつて北の地で失われたとされる「記憶を編む花」の標本だ。シンスは、この花を現代のフォスティリアスと掛け合わせることで、戦による精神的な傷を癒やすという狂気的な理論を展開する。白雪は、その研究が持つ倫理的な危険性を直感しつつも、薬剤師として未知の知見に強く惹きつけられてしまう。ゼンはそんな白雪を支えつつ、シンスが隠し持つ王室との黒い繋がりを鋭く洞察。王家の威光を盾にする輩から彼女を守り抜く決意を固める。一方、リュウはリリアスで、白雪が不在の間に自身の研究を深め、かつての師の影を追いかけるのではなく、己の道を切り拓く準備を整える。白雪とゼン、そしてリュウ。三人の進む道が再び交差し、過去の歴史を塗り替えるような選択が迫られる。愛する者の未来を守るために、白雪が選ぶのは守りか、それとも新たな探究の旅路か。